南の島にて<「シーサイドパーティーin与論」参加体験記>
●2004.10.28-11.01
江藤正浩さん
今回初めてアニモのシーサイドパーティーに参加させていただきました。その時のことを拙い文ではありますが、一筆記させて頂きます。
<その日に>
 初めて参加するシーサイドパーティー。初めて行く南の島。どんな海、空、星が自分を出迎えてくれるのだろう。期待を一杯に鞄につめて伊丹に向かったその10月28日の朝はとっても寒い朝でした。空港では初めてお会いする方、過去にご一緒して頂いた方たちとの挨拶も手短に早速飛行機へ。単純な自分は、飛行機は見るのも乗るのも大好きなので、大喜びでした。初めて見る那覇空港は、飛行機好きにとってはたまらない、飛行機の博物館でした。本土ではめったに目にすることのない、最新鋭から、オンボロ飛行機まで、マニア垂涎ものの風景が広がっていたした。那覇から与論に向かう機内から眺めた南の島々の風景は今までみたことのない美しさ。これから始まる出会いと冒険の数日への期待がいやまして来たのが印象的でした。
<海にて@>
 着いた当日は到着から1時間あまりであわただしく、最初のダイブとなりました。初めて潜る海。なにがあるんだろうと心躍らせて、いざエントリー!潜行を始めたとたん、まず、最初にびっくりしました。「海ってこんなに広かったか?」というのが第一印象でした。今までの自分の潜った海とは透明度が違いすぎ、波の下に広がる大平原に大興奮!カメのポイントで初めてみた、自然のままのウミガメたち。いったん泳ぎ出すと結構速い。以外でした。初日2本目は「沈船あまみ」。今回のメインのひとつでしたが、船も海底で沈んでいるの直接見るのは初めてでした。目の前で見てみると予想以上にデカイ。陽が落ちかかっていたこともあり、薄暗い海底に横たわる船は、墨絵の中に自分がいるようで、この世のものとは思えない幽玄の世界の光景でありました。
<海にてA>
 2日目以降は潜りまくりました。「キャニオン」「長崎の塔」「のどちんこホール(という名前だったかな)」など、見た地上では見ることのない不思議な地形。初めて見る波紋。すばらしい。この一言につきます。自然の作り出したあの不思議な光景は、感動という言葉では表し切れません。自然の創り出したまさに芸術品ともいえるあの風景は、今まで自分がみたことがないというだけでなく、自分という人間の小ささについて、考えさせられるに充分なものでした。そして、行く先々で初めて目にしたサカナ、サンゴ、その他の生き物たち。すべてが美しい。そして、その美しさは、必死に生きる彼らの命の叫びがかもし出す、命の輝きの美しさであるように思いました。彼らの純粋な生への叫びは、ヒトという生物としての自分をとても小さく思わせたものです。また、必ずもう一度訪れ、今度はもう少しゆっくりと彼らと語り合う時をもてたらいいなと、この文章を書きながら考えています。
<海にてB>
 ついでながら海の中には、時々「?」と思わせるものが落ちていました。正確に言えば捨てられていたのですが、海の美しさとは対照的なものとして、記憶に残っています。たとえば、タンカーの碇や古い鉄の鎖やロープなどですが、ほとんどのものが意図的に投棄されたものであろうことは、容易に想像できるものでした。海の美しさとは全く無縁のこれら「ゴミ」の存在はそれを作った人間たちの奢りであり、愚かさのシンボルのように思えてなりませんでした。
<出会い>
 海は、新しい人との出会いも生み出してくれました。そしてその人たちとの語らいの中で伺った話は海の中で見たものに劣らぬすばらしいものでありました。てつさんからはどうしてダイビングを始めたのか、おとうさんからは阪神大震災のときのこと等々、いろいろなことをいろいろな人から教えていただきました。また、サービスのガイドさんのひとりが私が学生時代に住んでいたところのすぐ近所に住んでいたことなども聞いて懐かしい話しをしたりしました。これからも海はきっと新しい人と人の出会いもうみだしてくれることでしょう。これらの出会いはきっと海で自分が見つけたもう一つの宝物になっていくに違いありません。
<結びに>
 今回のツアーで、海で見たこと、感じたこと、そして考えたことは枚挙に暇がありません。その全てをこの文に表すことはとてもできませんが、この旅に参加して本当によかったというのが今の私の偽らざる思いです。スタッフの方々、一緒に潜って頂いた皆さん、現地スタッフの皆さん等々、お世話になった全ての方々へ深く感謝したいと思います。本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。そしてまだ見ぬこれからダイビングを始めようとするみなさんへ。海へようこそ。海はあなたを待っています。そしてアニモヘようこそ。すばらしい出会いがあなたを待っています。以上、ご笑覧いただければ、望外の喜びです。
2004年11月8日 午前2時 江藤正浩 記

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