よくわかるモアルボアル 
〜しおっち語録〜

<2006.01.19(木)-22(日)> Written by勝田真由美さん

〜交通編〜

「この国じゃあ、(車に)轢かれた者負けですからね。日本じゃ考えられないですよ」

横断歩道を、手を上げて渡るような文化はここにはない。「どけどけい!邪魔だ邪魔だ!どけどけい!(byいつもここから「エンタの神様」参照)」・・・とばかりに、追い越しは強気のクラクション。バイクの2ケツ3ケツは当たり前、乗れるだけ乗るのがモアル流。マクタン・セブ国際空港から3時間ほどのスリルドライブの後、私たちは宿に到着した。

〜色彩編〜

「こっちの人はああいう配色が好きみたいですよ。」
すっかり日は落ち、南国の情緒あふれる落ち着いた味わいの宿が私たちを迎えた。海側の樹木には、赤や黄色や緑の色とりどりのイルミネーションが施され、さながら「モチモチの木」の絵本のごとく輝いていた。潮騒の音を聞きながら満点の星空を見上げたとき、「ここへ来て良かった」と思った。

〜衛生編〜

「(ビール瓶の)口をよく拭いたほうがいいですよ。みんな飲む前にそうしているから。多分使いまわして、あんまりちゃんと洗ってないんですよ。」
 モアルボアルの夜は眠らない。京都先斗町もびっくりの狭い小路をメインロードに店が立ち並ぶ。ここでは仕事の愚痴も付き合い酒もない。ただし、メニューに載っていても、その商品が必ずあるとは限らない。品揃えは大体だ。

〜女ボス編〜

「あのおばちゃん、結構やばいですよ」
 ギズモかはたまたマスターヨーダを思わせる風貌の、地元の女ボス「ドロレス」(年齢不詳)。さすがの謙吉さんも、彼女の不幸な身の上話には辟易している。岩ちゃんとしおっちに“I bring you more young girl.”と言っていたのが印象的だった。

〜お土産編〜

「僕はね、モアルボアルのお土産で一番良いのはサンダルやと思っています」
 モアルボアルのお土産選びは難しい。今いくよくるよの舞台衣装かと思うようなワンピース、ある意味一点ものの染色製品(染めむら・しみも何のその)、おどけた表情に細工された椰子の実の灰皿(しかも壊れている)・・・岩ちゃんは、美人姉妹アイーダとメリー・ジェーンから、愛する兄のためにTシャツを買っていたが、お土産を選び損ねた私は、美しい海とおいしい食事、贅沢な時間という思い出を持って帰ることにした。

男女4人一人旅〜けんきちさんとがんちゃんとしおっちとかっちゃん〜


 一時はツアー催行が危ぶまれた、1月のモアルボアルツアーですが、オーナーのご好意で、何とか決行していただきました。モアル上級者の謙吉さん、マニラ通のがんちゃん、マイペースなしおっち、ズブの素人の私で、男女4人一人旅モアルボアルツアーが幕を開けました。
 全行程通して、ピーカンというよりは曇っている日が多く、水中は若干寒さを感じましたが、海は広く青く鮮やかでした。パンドラハナガササンゴが揺れる様子がメルヘンチックで、印象的でした。
 1本目はペスカドール島、2本目はカサイ、3本目はタリサイ、4本目はシークエストハウスリーフ、5本目は再びペスカドール、6本目はドルフィンハウス、ラスト7本目はトンゴ。
個人的には、生物が一番おもしろかったのは4本目のナイトダイブでした。優雅に漂うヒラムシ、遠近感のわからないアカククリの幼魚、仁王立ちで捕食するサンゴガニ、ラブリーなコンペイトウウミウシ、とぼけた顔したイロイザリウオ、泳ぎ去っていくアナゴ、ライトを四方から浴びまくり闇の中へと消えていったカメ・・・
 水中の生物観察もさることながら、人間観察も興味深い面々でした。
 トンゴポイントでは、目をさらのようにしてジンベイザメが現れるのを待ち、カメラをかまえる中性浮力の謙吉さん、大丈夫なのかと思うくらい深いところを泳ぐ低空飛行のがんちゃん、ひたすら深度を気にする挙動不審な私、そんな3人を遠くあたたかく見守るしおっち。
 結局、目当てのジンベイザメには出会えませんでしたが、大満足な4日間でした。また訪れたいと思う場所でした。



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